備前市で11月に開かれた定例会では、様々な重要なテーマについて議論が交わされた。
会議では、特に市長の吉村武司氏が、残土処分場や中小企業振興条例、消費税のインボイス制度について市民の理解を求める発言が目立った。例えば、田口豊作議員の質問に対して吉村市長は、残土処分場に関して「現行の計画で特に問題はない」と強調し、不法投棄に関しては対策を講じているとした。
また、青山孝樹議員が道の駅と自然公園の設置について質問した際、吉村市長は「地域の観光情報発信機能を持つ道の駅の重要性を認識している」と答え、今後の取り組みに期待を寄せた。
教育に関する議論も盛り上がり、特に岡山大学との連携協定については、教育長の松畑煕一氏が「より効果的な教育環境を整えるために研究を続ける」と述べた。さらに、「シンフォニック・オアシス」構想についても、地域の潤いを図るための重要な取組として言及された。
西上徳一議員は、佐山バイパスの進捗状況についての質問を行い、市長は「近々、地元説明会を設ける予定である」と述べた。
また、観光振興にも強い意欲を示した吉村市長は、観光協会との連携が不可欠であり、「観光ガイドラインの整備や市内のフリーWi-Fiの拡充に全力を尽くす」と明言した。これにより、より多くの訪問者を迎え入れ、地域を活性化させていく方針を語った。