令和3年11月、備前市で第6回定例会が開催される中、交通弱者支援施策やカーボンニュートラルに向けた取り組みが議論された。
まず、お医者バスについては、実証運行を開始し、運行日数が18日に及び、202人の乗車実績を上げたと報告された。このニーズに応える施策は大変評価され、今後の継続的な導入についても期待が寄せられている。一方で、タクシー業界との連携についても注意が必要であるとの姿勢が示された。
続いて、公共交通の利便性向上について、路線バスやタクシーチケットに関する考え方も示された。地元の医療機関へのアクセスを容易にするため、直通バス路線の新設などが検討されており、地域全体の移動効率向上が望まれている。タクシーチケットの使用については、特定の期間に集中しがちなため、利用者の実状に即した運用方法の見直しも提案された。
公共施設におけるトイレの洋式化についても、利用率の向上を背景にさらなる推進が求められている。市内の公共トイレに対する洋式トイレの導入状況についても言及があり、今後の目標設定の必要性も指摘された。
一方、子宮頸がんワクチン接種の勧奨に関して、厚生労働省が再評価を行ったとの報告があり、積極的な接種の呼びかけが再開されたことが市民の健康促進につながるとの期待が表明された。
次に、乳幼児健診における新型コロナウイルス感染症に対する対策について、十分な対策を講じているとの説明があった。特に、健診時における感染リスク軽減に向けた具体的施策が取られていることが確認された。
通学路の安全確保については、地域ごとの実態を踏まえた危険箇所の見直しが進められており、通学路の安全性向上に向けた粘り強い取り組みが求められている。スケジュールに沿った問題解決を進行していく旨が強調された。
こうした取り組みはいずれも、備前市民の安心、安全な生活に直結するものであり、今後も慎重に進められていくべきである。各議員は、これらの施策に対し積極的に意見を出し合い、備前市の発展に寄与していく必要がある。