令和元年12月9日、備前市役所で第4回定例会が開かれ、複数の議案が上程された。
主な議題には、令和元年度一般会計および特別会計補正予算案などが含まれている。特に、一般会計補正予算(第3号)についての質疑が行われ、出席した議員から具体的な数字を求められる場面もあった。中西裕康議員は、全体の影響額が3,148万9,000円になるとの総務部長の説明を確認した。
さらに、議案第122号に関する質疑においても、中西議員は対象者数について問うたところ、1名と答弁があり、議員たちの注目を集めた。また、議案第126号にて策定される予定の都市計画マスタープランについて、高齢化社会を背景に持続可能な社会を目指す方針が示されている。この計画は、地域全体に及ぶ改革を意図しているという。
質疑の中で、高橋清隆総務部長は、補助金を受けるための計画でもあると述べ、具体的には令和4年3月の完了を目指していると説明した。また、議案第130号に関しては、新庁舎建設工事に伴う請負契約の変更についての審議が行われた。中西議員は工事過程での変更点について疑問を呈し、設計ミスの可能性を指摘した。高橋副市長は議会の理解を得た上で工事を進めているとの考えを表明した。
さらに、請願第11号では、国民健康保険の子どもに対する均等割保険料の減免措置を求める意見書の提出が提案され、田口豊作議員がその紹介を行った。本請願については、厚生文教委員会に付託されることとなる。定例会の散会までの間、出席した議員は議案・請願について意見を交わし、活発な議論が繰り広げられた。