令和6年第2回浅口市議会が3月21日に開催され、各議案についての討論と採決が行われた。
主要な議題としては、令和6年度の一般会計予算や水道料金の改定が並んだ。
議案第1号では、総務文教常任委員会の藤井立子委員長が過去の審査結果を報告。
議案第8号に関しては、沖原有美議員が反対の立場から討論を展開した。
沖原議員は、特に月額介護保険料が5500円から5900円に引き上がることに懸念を表明し、生活費の逼迫を理由に負担増を懸念した。
一方、賛成者からは水道料金の改定の必要性が強調された。
早苗ネネ議員は、水道料金の改定が市民の生活に与える影響を承知しつつも、長期的な水道事業の運営には必要であると主張した。
このように意見が二分する中、最終的に議案第8号は原案通り可決され、必要な改定が進められることとなった。
さらに、金光総合支所の耐震工事など、防災対策のための議案なども可決され、市の安全性向上が図られることが確認された。
水道事業の現状や今後の運営方針についても議論され、委員会からの報告を受けた質疑も活発に行われた。
議会終了後に行われた記者会見では、栗山康彦市長が市民生活の安定に寄与するよう予算を活用する意向を示した。
今回は、多くの議案が一括して討議され、各委員の質疑応答を通して市民へのサービス向上が確認された。
今後も市民の要望に応える政策が求められる中、慎重な財政運営が重要視されるだろう。