令和4年第2回浅口市議会臨時会が5月10日に開催された。
今回の会議では、専決処分に関する承認、条例の一部改正、補正予算についての議論が行われた。
まず、承認第4号は、地方税法改正に基づく浅口市税条例の改正についての承認が求められた。
市長の栗山康彦は、地元の固定資産税の負担を調整する特例について説明し、「評価額の上昇幅を2.5%とする」と述べた。
承認第5号は、国民健康保険税条例の改正案で、賦課限度額の見直しを行うものであった。
市長は、地方自治法第179条に基づき、従来の方針を維持しつつも改善を求められる内容を説明した。
質疑は行われず、両案は原案通り承認された。
次に、議案第37号と第38号では、特別職及び一般職の職員の給与改正についてが協議された。副市長の松田勝久は、人事院勧告に基づいて特別職の一時金を年間で0.15月引き下げることを提案した。
一方、一般職の議案では、同様に一時金の支給を見直し、0.15月引き下げることを求める内容が示された。
これに対して、桑野和夫議員は、「市職員の役割は重要であり、一時金の引下げには反対する」との意見を述べ、賛同を呼びかけた。
さらに、議案第39号では、岡山県市町村総合事務組合の解散に伴う規約変更が提案され、これも特に議論はなく原案通り可決された。
次に、令和4年度の一般会計補正予算(第1号)が議題となった。
市長は、特別給付金の支給対象について説明し、合計で1,177世帯に対して10万円の支給を予定していることを述べた。
国の補助を受けることも強調された。
その後、令和3年度の水道事業及び下水道事業の予算繰越計算書が報告され、問題なく承認された。
最後の項目は監査委員の選任についてで、議監査委員の選任に関し、香取良勝議員から異論が出たが、最終的には原案通り同意された。