令和5年9月5日、浅口市役所議場で令和5年第3回市議会定例会が開会した。
出席議員は14人であり、会期は9月21日までの17日間に決定した。議題には、条例案や補正予算、決算の認定が含まれている。
水道事業運営審議会条例の制定が提案された。栗山市長は「本市の水道事業の運営について審議するため、この条例を制定する旨を説明した」と述べた。この条例は、運営や使用料金に関する確認を行うことを目的としている。さらに、印鑑登録や証明に関する条例の改正案も紹介され、電子署名対応が進むことになる。
次に、特別職の職員への報酬や費用弁償に関する条例改正も承認された。これにより、水道事業運営審議会の会長の報酬が定められる。教育・保育施設に関する基準を設ける条例も一部改正される。
また、令和5年度の一般会計及び特別会計の補正予算案が上程された。石田企画財政部長は、一般会計における補正額が約1億2,523万円であり、主にLED照明導入や保育士支援金が含まれていると説明した。
さらに、令和4年度の各種決算認定も行われ、一般会計については14億2,239万円の実質収支となったことが報告された。地域の健全な財政運営に向けて、財源確保の重要性が強調されるとともに、今後も市民の理解を得ながらの施策展開が求められた。
この日程では、17の認定決算の報告があり、財政的な健全化についても議論された。監査委員による意見では、歳入歳出の状況は適正であり、今後の取組に対して前向きな姿勢が求められていると評価された。
最終的には、各議案の質疑応答が行われ、全ての議案について「承認」が得られた。次回の本会議は9月11日に開会予定となっている。