令和6年第5回浅口市議会臨時会が7月5日に開会され、主に工事請負契約や財産の無償貸付などの重要な議案が審議されました。
本会議では、議案第43号の工事請負契約の締結が取り上げられました。
栗山康彦市長は、寄島小学校の改修工事について、2億9,556万5,600円での契約を提案しました。
この契約に関しては、質疑も行われ、香取良勝議員が入札参加業者について質問し、石田康雄企画財政部長が具体的な入札結果を説明しました。香取議員は、業者の選定方法や参加者数に疑問を呈しつつも、契約は原案通り可決されました。
また、議案第44号である財産の無償貸付についても注目が集まりました。
寄島中学校の閉校後、一般社団法人ファジアーノ岡山スポーツクラブへの無償貸付が提案され、教育長の中野留美氏によってその経緯と公益性が強調されました。香取議員は、無償貸付の交渉および市民への還元についての説明を求め、議論が交わされましたが、無償貸付の原案は賛成多数で可決されました。
また、議案第45号では、小型動力ポンプ積載車の取得が提案され、これも原案通り可決されました。議案第46号、令和6年度一般会計補正予算の増額も審議され、物価高騰対応の交付金を活用した内容で原案が可決されました。
今回の臨時会では、主要な議案が原案通り可決され、今後の施策に向けた重要な基盤が整ったことが示されました。出席議員の皆様は、決定事項に対して責任を持ち、今後の地域発展に向けて協力する姿勢を示しています。