令和3年第7回定例会が12月7日に開催され、主に不登校児童、海ごみ問題、交通安全対策についての議論が行われた。
不登校児童の支援に関する調査結果が示され、小学校で8名、中学校で22名の不登校児童が存在することが報告された。教育委員会は、登校支援員を配置し、個別対応や家庭への相談支援を強化している。また、適応指導教室が開設され、必要な支援を受けた後に学校復帰する児童も増えつつあるとされた。
さらに、海ごみ問題については、寄島地域での対策が強調された。月に一度の海ごみ回収作業や、地域住民の協力を得た清掃活動が行われている。ただ、マイクロプラスチックごみの存在が報告され、市民の啓発活動として講演会の開催を検討することが提案された。
交通安全対策についても議論された。市内の道路状況の改善や安全対策が必要とされ、交通事故の死亡者数が懸念されている。教育現場での連携が重要視され、インフラ整備の強化、また運転者と歩行者の安全確保が求められる。
さらに、パートナーシップ宣誓制度に関する取組や、移動手段としてのふれあい号の利用促進に向けた議論もなされた。特に高齢者の移動手段を確保すると同時に、地域に根ざす新たな交通手段としてのオンデマンドバスの導入提案も挙がった。市長は、交通安全や地域への思いやりの醸成といった理念を重んじ、今後の施策を進めていく考えを示した。