令和3年4月15日、浅口市議会第2回臨時会が開催された。出席議員は12人であり、会期は当日の1日間と決定した。
会議では、まず会議録署名議員として桑野和夫議員と藤澤健議員が指名された。
続いて、承認第2号として地方税法の改正に伴う浅口市税条例等の改正に関する専決処分が審議された。市長の栗山康彦氏は、土地に係る固定資産税の負担調整措置を継続し、軽自動車税の環境性能割の軽減税率の適用期限を延長すると説明した。
質疑においては特に異議はなく、承認は原案どおり可決された。次に議案第41号として令和3年度浅口市一般会計補正予算が提案された。
栗山市長は、補正予算が新型コロナウイルス対策として子育て世帯とワクチン接種事業に関連していることを強調した。また、今回の補正によって1億9,074万円の増額が行われるとの説明があった。
徳田政太郎企画財政部長は詳細を述べ、補正前は142億6,452万2,000円で、補正後は144億5,526万2,000円になることを明らかにした。支出の主な内容には、ひとり親家庭への生活支援金が含まれている。
質疑では桑野議員がワクチン接種の進捗について質問した。健康福祉部長の石田康雄氏は、4月19日から始まるワクチン配送の予定を説明した。今後計画的に高齢者への接種が進むとの見通しが示された。
議案41号は委員会付託を省略し、最終的に原案のとおり可決された。さらに、令和3年3月の定例会放送が差し止められている件について議長の井上邦男氏は報告した。市民の知る権利が侵害されているとし、笠岡放送に対し放送再開を求めた。
この臨時会で付議された案件はすべて終了し、午後10時12分に会議は閉会した。