令和元年第2回浅口市議会定例会が、5月28日午前9時30分に開会した。
この日、最初に会議録署名議員の指名が行われ、12番藤澤健氏と13番青木光朗氏が選ばれた。また、会期は6月13日までの17日間に決定された。
栗山康彦市長は、市政に対する市民の協力に感謝を述べ、新天皇即位について祝意を表した。そして、結婚の新たな門出を迎えたカップルへのお祝いとして、オリジナルメッセージカードのプレゼントを行ったことを報告した。
特に注目されたのは、浅口市が天文のまちとして観光展開を進める施策である。市長は、岡山県が実施する天文王国観光キャンペーンの一環として、天文博物館のリニューアルや国立天文台の共同利用を推進する方針を説明した。この施策により新たな交流人口の増加が期待されている。
また、市ではあさくち花火大会の実施も発表された。8月24日には三ツ山スポーツ公園で約3000発の花火が打ち上げられる予定であり、10周年を迎える今年の道では子供向けのキャラクターショーも企画されている。
さらに、児童虐待防止対策の強化についても説明があった。市長は、専門職の充実により早急な対応が可能になると期待を示した。
また、風疹に関する施策では、特に抗体検査の実施を通じて感染防止を目指す。昭和37年から54年に生まれた男性が対象となり、無料のクーポン券を通じて周知が行われる。
これらの政策は、地域の活力向上や市民の安心・安全を図るためのものであり、市が抱える課題を解決するための重要な第一歩と位置付けられている。引き続き議会での審議が進められ、具体的な対策が講じられる見通しである。