令和4年第1回浅口市議会定例会が3月1日に開催された。
本会議では、議員による一般質問が行われ、特にデジタル技術の活用や教育環境の整備について活発な議論が展開された。
まず、山下周吾議員が新型コロナウイルスの影響を踏まえてGIGAスクール構想に基づく教育環境について質問した。教育次長の小山朋子氏は、タブレットの導入やオンライン授業の実施により、生徒が家庭でも学べる環境が整ったと説明した。具体的には、音楽授業での歌唱指導の様子を家庭で学ぶことができたことなどが挙げられた。
一方、教育長の中野留美氏はオンライン授業の課題について言及した。参加できない児童への配慮や、授業時間の工夫が重要であると強調した。山下議員は、タブレット導入による新しい授業スタイルがもたらす利点について言及し、広く周知する必要があると訴えた。
次に、山下議員はデジタル技術を利用した行政サービス向上についても問うた。企画財政部長の徳田政太郎氏が、デジタル推進係の役割と市のデジタル化推進施策について説明し、具体的な施策を実施することが急務であると述べた。特にオンライン化により、窓口に依存しないサービスの提供が可能になることを期待しているとのこと。
公共施設の管理についても議論が交わされた。沖原有美議員が、未使用の公共施設の効率的な活用を問うと、徳田部長は市では現在使用されていない施設を適正に管理しつつ、資産の有効活用を進めていく旨を答えた。今後の利用方針についても注意が必要であるとの認識が共有された。
会議は以上のテーマを中心に進行し、今後の計画や実施内容に対する期待感が表出した。