令和6年1月25日、浅口市役所において令和6年第1回臨時会が開かれた。
出席議員は15人であり、定足数に達したことが確認された。議長の伊澤誠氏は、会議録署名議員の指名を行い、沖原有美議員と山下周吾議員を選出した。続いて、会期の決定が行われ、会期は本日の1日間となった。
議事の中心となったのは、議案第1号「令和5年度浅口市一般会計補正予算(第6号)」である。この議案に関して、市長の栗山康彦氏が提案理由を述べた。通信網整備事業費、医療・福祉施設等物価高騰対策支援金給付事業費などを計上し、合計1億7,719万9,000円の増額補正を行う計画が示された。
次に、企画財政部長の石田康雄氏が詳細を説明した。補正前の予算額は159億8,096万5,000円であり、新たに計上される補正後の予算額は161億5,816万4,000円になるという。特に、通信網整備事業に関しては、市内に広域通信ネットワークを構築するための基礎調査が行われることとなる。
医療・福祉施設に対する支援金として、物価高騰が影響している中で、支出を強いられている施設を支援することが説明された。不足金に対する支援では、住民税均等割のみが課税される世帯向けに1世帯あたり10万円の給付及び低所得者世帯の子育て世帯には児童1人に対して5万円が支給される。また、歳入として物価高騰対応地方創生臨時交付金が計上され、財源の確保が図られる見込みである。
質疑はなく、審査は進んだ。総務文教常任委員会及び民生常任委員会からの報告が行われ、両委員会とも原案を通過させることが決まった。最後に討論はなく、議案第1号が原案通り可決されたことが確認され、臨時会は閉会となった。議長の伊澤氏は、出席議員に労いの言葉を伝えた。