令和6年6月20日、浅口市議会は第4回定例会を開催し、主要な議案や意見書についての審議を行った。
この会議では、まず委員長報告として各常任委員会からのニュースが共有された。特に、ハラスメント防止を目的とした条例案や、介護保険に関する陳情が注目された。
総務文教常任委員会の斎藤貴士委員長は、職員のハラスメント防止に関する条例の制定を原案通り可決したことを報告した。この条例は、働きやすい環境を整えるための重要な取り組みとして評価されている。
また、民生常任委員会の沖原有美委員長は、介護保険の訪問介護基本報酬引き下げの撤回を求める陳情について採択されたことを強調した。これは、高齢者や要介護者へのサービスが十分に提供されなくなる懸念を反映したものである。
さらには、発議第1号の政治倫理条例改正案が可決された。これは、議員によるハラスメント問題が生じた際の対応を強化するものである。桑野和夫議員は、「社会の変化に応じた対応が必要である」と述べ、改正の必要性を訴えた。
日程第3では、斎藤貴士委員長が提出した再審法の改正を求める意見書が可決された。発言の中で彼は、冤罪被害者の救済が進まない現状を指摘し、「再審制度のハードルを引き下げる必要性がある」と語った。
また、追加日程にて、香取良勝議員に対する議員辞職勧告案が提出され、可決された。これは彼が抱える水道問題に起因するもので、加藤淳二議員がその重要性を述べ、「市民の信頼を損なう行為は容認できない」と強調した。
続いて、議案に関する討論が行われ、多数の議案が原案通り可決されたことが報告された。特に、各補正予算案が可決されたことは、市の運営において重要な意味を持っている。
最後に、議長は閉会を宣言し、浅口市議会の運営に関わる市民の理解と協力を求めた。市民に対しても、この議論の透明性と必要性を訴える形となった。