令和3年第5回浅口市議会定例会が9月8日に開催された。
会議では、一般質問が行われ、特に大西恒夫議員から市長、副市長、教育長の賞与についての質問が注目された。大西議員は、浅口市の市長、教育長の賞与が笠岡市より高額であることを示し、その理由について栗山康彦市長の見解を求めた。
市長は報酬について、各自治体の条例に基づくもので、笠岡市とは異なる独自の削減による影響があると説明。副市長や教育長の賞与も比較される中で、議員の報酬については、今後の報酬審議会で適切に判断されるべきとの意見が示された。
また、下水道接続の受益者負担金の支払い猶予についても言及があり、山本青司上下水道部長が具体的な基準について説明を行い、市民への明確な説明が求められた。具体的には、数多くの農地が宅地化される中での猶予措置と、農地と認定されるための複雑な基準が話された。
さらに、伊澤誠議員が学校関係、特に学童保育の現状についても質問し、支援員不足や施設の手狭さに対する改善策が求められる一方で、県内の安全点検や通学路の危険箇所の確認も議題に上がった。
特に、コロナ禍における教育現場の取り組みや、地域との連携の重要性について various opinions が提示された。この他にも、幼稚園と小学校の連携を強化することで「小1ギャップ」の問題を克服しようとする動きも見られた。
全体を通して市政における財政の透明性や住民への情報提供、教育サービスの質の向上が強調され、今後の取り組みに期待が寄せられている。議案採決の結果は、すべて一致した意見で通過し、請願・陳情についても委員会へ付託されることとなった。