令和2年第9回浅口市議会定例会が開かれ、様々な議題について議論が交わされた。
中でも特に目を引いたのは、「ニンニク研究会」及び「イキイキグループ」に関する香取良勝議員の質問であった。
香取議員は、ニンニク研究会において市長が参加したイベントでの食事について発言し、具体的な内容について市長に問うた。これに対し、栗山市長は、「様々なイベントに参加することはありますが、その詳細については具体的な日の記憶がない」と述べた。
一方で香取議員は、過去に市長が出した資料が黒塗りであったことを取り上げ、市長の発言内容の整合性を問う場面もあった。市長は「開示請求に基づいた書類であり、適切に対応している」と強調したが、香取議員は未開示の書類の存在を指摘し、対応の不備を指摘した。
その後、新型コロナウイルス流行中の避難所に対する新たな方針についても議論され、今後の避難行動に対する具体的な対策が求められた。
さらに、議会では市制施行15周年記念事業についても言及された。徳田企画財政部長は、今後のイベント計画について「特別な行事は計画していないが、既存のイベントに15周年の冠を付けて実施するか検討する」と述べた。このように、市は地域の一体感を高めるための方針を模索している。
また、行政協力業務委託金についても言及され、金光町のみで支給されている現在の適用は見直しが予定されているという。今後の具体的な調整内容については、次回の予算計画に据えて進められる見通しである。
議会では、今後の取り組みについてさらなる検討が必要だとの意見が多かった。行政として地域の状況をしっかりと把握しながら、透明性の高い政策が求められていることが改めて浮き彫りとなった。今後の市の動向に注目が集まる。