令和3年第3回浅口市議会定例会が6月10日に開会され、さまざまな重要な議案が審議された。
この日の会議では、特に「浅口市心身障害者医療費給付条例の改正」や「一般会計補正予算」についての討論が注目を集めた。特に民生常任委員会の山下周吾委員長は、心身障害者医療費給付条例の改正について「原案通り可決することを決定した」と発言した。この改正は市民の健康と福祉向上に寄与するものであると期待されている。
さらに、令和3年度一般会計補正予算についても詳細な報告がなされ、歳出の目玉としては、保育所整備に必要な補助金や、病院の医療機器導入費などが計上されている。総務文教常任委員会の中西美治委員長は、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、歳出は適正に管理されるべき」と述べ、予算案に賛同した。
陳情第12号に関しても議論が行われた。この陳情では「議会本会議のユーチューブ等による動画配信を求める」内容が含まれており、反対意見も出されたが、賛成も多く、最終的には「採択」と判断された。香取良勝議員は、自身の経験を元に「動画配信は市民の知る権利を守るために必要だ」と強調した。
議長の井上邦男氏は今後、「閉会中の委員会継続事件」についても注意を促し、市民にとって透明性の高い議会運営を心掛けるようにとの意向を示した。議会では引き続き市民への情報提供の充実を図りながら、効率的な予算運営と事業推進に努めることが求められている。これにより市民の安心・安全な生活が実現されることが期待される。