令和3年第3回浅口市議会の定例会で、一般質問が行われた。この中で香取良勝議員は、様々な問題提起をし、特に市長に対する批判を強調した。
香取議員は、市長が過去の一般質問の内容を無視し、放送を中止させるように働きかけたことについて質問した。これに対し、栗山康彦市長は、自身の名誉を守るために発言を撤回するよう申し入れたのは自分の個人的な判断であるとし、公的な圧力は否定する姿勢を示した。
さらに、市長は、黒ニンニク研究会に対する住民監査請求の結果についても言及した。報告によると、住民監査請求が行われたのは令和元年度の補助金に関する問題であり、監査委員の意見は分かれるも、返還を求める内容であったと説明した。
議会の議論は、合併特例債の使途にも及び、費用対効果を考慮しながらの活用が求められるとの意見が出た。これは、将来的な市の財政に影響を及ぼす重要なテーマであり、特に合併の際の資金調達が円滑に行われることが重要であると強調された。市長は、合併特例債はあくまで借金であり無秩序に使うことはないとの立場を表明した。
合併特例債の利用については、市民のためにどのように活用するかが問われており、これに関して十分なプロセスと情報共有が必要であると考えられる。市街地整備や公共インフラの改善に向けた地道な取り組みが、今後の浅口市の発展に寄与するとの期待感が述べられた。
質疑応答の中では、特に地域住民の意見を反映した政策が必要であるとの論が多くあった。今後の合併特例債の活用に向け、栗山市長は我々の意見を尊重しながら進める意向を示している。また、全体の運営において市民の声を大切にし、透明性を持った行政運営を約束する姿勢が見られた。