令和4年第6回浅口市議会定例会が、令和4年12月6日に開会された。
この日の議会では、合計21件の議案が審議される予定であり、予算関連の議案が多数を占める。市長の栗山康彦氏は、議案の提案理由を説明し、承認を求めた。
まず、会期の決定が行われ、12月6日から22日までの17日間に定まった。会期中の主な議題には、令和3年度一般会計及び特別会計の決算認定が含まれ、多くの常任委員会からの報告が行われた。
総務文教常任委員会の藤井立子委員長は、令和3年度一般会計歳入歳出決算の認定について承認を受けたことを説明し、認定第7号と認定第1号に関しての報告も行った。民生常任委員会の佐藤正人委員長は、認定第1号から第5号までの決算認定について言及し、了承されたことを伝えた。
特に、産業建設常任委員会の香取良勝委員長は、盗水についての問題に対し、今後の市側の方針に疑問を呈した。香取氏は、各委員会が市民の信頼を損ねないような議会運営に努めるべきだと強調した。
さらに、専決処分した事件の承認に関する議案が上程され、栗山市長が事故に関する損害賠償について説明した。これは公用車による事故によるもので、32万2,000円の賠償を相手に支払ったと報告されている。
重要な条例改正に関しては、個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の改正案が上提され、生活保護を受けている外国人へのオンライン医療給付資格確認の円滑化が図られると松田勝久副市長は述べている。また、公職選挙法施行令に基づき、選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例改正も検討されている。
最後に、令和4年度の各特別会計補正予算が提案され、特に一般会計補正予算の増額は、ふるさと納税事業や障害児の給付事業に関連しており、総額は3億3,268万3,000円に達する見込みだ。これにより地域の福祉や経済発展が期待される。