令和5年6月6日、浅口市議会は第2回定例会を開会。
まず、議長の伊澤誠氏が会議録署名議員を指定し、会期を6月22日までの17日間と決めた。
この日の主要な議題となったのは、専決処分した事件の承認など、条例改正に関する内容であった。市長の栗山康彦氏は、浅口市税条例及び国民健康保険税条例の改正について説明した。これには森林環境税の創設や、軽自動車税の見直しが含まれる。
特に注目されたのは、地域経済牽引事業の促進に関する条例の改正である。これは固定資産税の課税免除を行う対象施設の設置期限を延長する内容で、地域の経済活動を活性化させる狙いがある。市長は市議会に協力を求めた。
また、令和5年度一般会計補正予算(第2号)も提案され、合計3億4,089万4,000円の増額が見込まれる。この中には、遠隔相談窓口整備事業などが含まれる。企画財政部長の石田康雄氏が詳細を説明し、多くの議員が関心を示した。
副市長の松田勝久氏は、議案に関する説明も行った。特に、家庭的保育事業に関する基準改定や、教育・保育施設の運営基準の見直しも打ち出された。これにより、地域における教育・保育環境の改善が期待されている。
そのほか、工事協定締結の件についても報告がなされ、金光跨線橋の補修工事に3億2,459万6,000円を投じるとのことだった。これに対し、産業建設部長の倉田裕史氏が詳細を述べ、多くの議員が質問を投げかけた。
人権擁護委員の推薦に関する議題でも、佐々野久美氏が候補として挙げられ、その意義深い業務に対する理解が求められた。市長は高潔な人格を持つ候補者であることを強調した。
6月12日には再び本会議が開催され、さらなる議論が続くことになっている。この定例会では、市政運営や地域活性化に関する重要な案件が次々と議題に上がり、議員たちの活発な議論が展開されている。