令和3年6月、浅口市議会第3回定例会が開催された。
議事内容では、生理の貧困問題として沖原有美議員が意見を述べ、市の対応を問う場面があった。「経済的理由で生理用品が手に入らない状況が広がり、困難を抱える生徒も多い」と危機感を示した。
これに対し、石田康雄健康福祉部長は「生理の貧困への対応を認識している」とし、防災備蓄品の使用については「配布は今のところ考えていない」旨を述べた。議員は、防災用品を活用した支援を提案したが、部長は別途検討する姿勢を示した。
次に、「GIGAスクール構想のタブレット活用」についての質疑も行われた。中野留美教育長は、タブレット端末が導入され、既に二次的な学習活動が行われていると説明した。具体的には、健康観察アプリの導入やAIによる個別学習が上げられ、現場での成長を促す模様を伝えた。
さらに、沖原議員は家庭での持ち帰りの可能性についても質問し、「必ずしも家庭持ち帰りを想定している」と教育次長が続けた。このように、教育環境の整備を進める中、実際の導入状況も確認されている。
最後に、学童保育の現状についての質疑がなされた。沖原議員は、学童保育が共働き家庭のニーズに応える重要な役割を果たすとした。その中で、支援員の待遇改善や児童クラブの運営方針について提言した。