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訪問介護報酬引下げが利用者に与える影響と保育士不足解消に向けた取組について

浅口市定例会で訪問介護報酬引下げや保育士確保について議論。寄島学園開校も話題に。
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浅口市の令和6年第4回定例会では、重要なテーマが複数提起された。特に、訪問介護報酬の引下げが利用者や事業者に与える影響について、多くの議員が懸念を示した。博多区も含む全国的な介護報酬の改定は、主に訪問介護事業所の利益率が高いためとされるが、現場では多くの事業所が経営難に陥る危険性にも言及された。市の健康福祉部長は、「訪問介護は重要なサービスであり、事業者と利用者の状況を把握し、必要な対策を行っていきます」と述べた。

また、こども園や保育園の職員確保に関する議論も続いた。昨年度は待機児童が1人、保留児童が25人となり、保育士の確保が喫緊の課題となっている。教育長は「保育士の人材確保は重要な施策であり、さまざまな支援策を通じて、従業員の待遇改善にも努めている」と説明した。しかし、依然として職員不足は続いており、今後の取り組みに期待が寄せられる。

寄島町における寄島学園の開校に関しても重要な議論が交わされた。市は「移住してでも通いたい学校作り」が目標であり、地域と学校が連携して児童・生徒数を増やそうとしている。また、国道2号玉島笠岡道路の供用開始が寄島町地域の交通利便性を高めると期待されている。

さらに、市内の学校体育館には空調設置が行われておらず、今年の猛暑によりその必要性が浮き彫りとなっている。市長は「空調設置は重要な課題」と認識しつつも、財政上の難しさもあるとした。

市役所の業務内容の周知についても話題に上がり、広報紙やホームページでの情報発信が進められているが、今後の改善に向けて引き続き努力が求められることが確認された。議会では、住民に喜ばれる施策の実現に向けた多様な意見が交わされた。

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議会名令和6年第4回浅口市議会定例会
議事録
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