令和3年第1回浅口市議会定例会が2021年2月22日、浅口市役所で開会された。
議長の井上邦男氏が出席議員14名を確認し、定足数に達していることを受け、会議を始めた。」
会期は本日から3月11日までの18日間とすることが決定された。また、会議の最初に委員長報告が行われ、各常任委員会からの質疑が行われた。特に、民生常任委員会による新型コロナウイルスワクチン接種事業についての報告が注目を集めた。
山下周吾民生常任委員会委員長は、ワクチンの供給状況について説明。医療従事者から始まり、一般の高齢者への接種が4月以降行われる予定であることを強調した。接種の受け方や医療機関との調整についても言及し、現在、国や県からの指導に基づいて準備を進めているとのこと。
このワクチン接種について、香取良勝議員は接種の早期実施の必要性を訴え、予定通りのワクチン供給を確保するよう求める質疑を行った。これに対し、山下委員長は「国や県からの情報をもとにしているが、不確定な部分が多い」と返答し、議会内でのさらなる確認を余儀なくされた。
さらに、議案の中では新たに「動物と共生できる社会」の推進に関する条例の制定が行われることが報告された。市長の栗山康彦氏は、市民の動物愛護の意識向上を図ることを目的としていると述べ、施行予定日が今年の4月1日であることも明らかにした。この条例により、動物と共生するための責務を市民に求める内容となっている。
今後の議会では、採決が行われ、公共事業や市道の整備に関する各議案が提案予定だ。議会の次回は3月1日午前9時30分から予定されており、引き続き新型コロナウイルス対策や予算案の審議が行われる。