竹田市議会における令和4年第4回定例会では、森林の無断伐採や学校統合、英語教育といった重要なテーマが議論された。特に森林の問題は、他県での盗伐事例が報じられる中で、竹田市でも警戒が必要とされている。市の農政課長によれば、竹田市での盗伐は未確認であるものの、周辺地域での動向に目を光らせているとのことである。市は県との連携を強化し、教育を通じて地元農家や森林所有者に正しい知識を持ってもらうことに力を入れている。
次に、学校統合の話題では、竹田中学校に向かう新1年生と新2・3年生の受け入れについて心配の声が上がった。いじめの問題や新しい環境に対する不安が指摘され、学校教育課では、いじめ防止の基本方針を策定し、教育現場での取り組みを強化していく意向が示された。さらに、部活動の進め方としても、柔軟な対応が求められている。
観光振興に関する議論では、特に宮城地区の魅力が強調された。山や滝の自然環境を活かす新たな観光資源の整備が提案され、サイクリングコースの整備などが候補に挙げられた。地域の観光協会と連携し、地元の特産品やイベントを発信することで、さらなる観光客の引き寄せを図る計画が述べられた。
また、英語教育に関しては、小学校からの英語教育がスタートしているが、中学校の英語の学力において不安が残るとの声があった。今後は幼児教育からの英語教育を強化し、地域全体での取り組みを進める姿勢が示された。