令和4年第1回日田市議会臨時会が11月7日に開かれ、重要な議題が審議された。
此次会議では、日田市の2023年度決算について様々な議案が提出され、議員たちが活発に意見を交わした。
議長の石橋邦彦氏が開会を宣言し、まず会議録署名議員の指名が行われた。続いて、今臨時会の会期は1日間と決定され、議会閉会中の委員会で付託された事項についての審査結果が報告された。
決算審査特別委員長の坂本盛男氏が報告を行い、令和3年度日田市一般会計の決算認定について詳しく説明した。一般会計の歳入は439億6,187万3,000円、歳出は420億5,352万6,000円で、前年度と比べて双方とも大幅に減少している。
歳入歳出差引額は19億8,834万7,000円となり、翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は15億4,066万8,000円の黒字である。これにより、単年度収支および実質単年度収支が黒字となったのは7年ぶりである。
また、議題の中で反対討論も行われ、日隈知重氏や大谷敏彰氏がそれぞれの視点から決算の内容に対する懸念を表明した。特に、大谷議員は介護保険の増加に関連した市民への影響を訴え、より良い制度の確立を求める意見を述べている。市民が安心してサービスを享受できる制度が必要であるとの主張がなされた。
新型コロナウイルスの影響が経済活動へ及んでいる状況も報告され、市はこの点についても市民の生活安定に向けた措置を講じる意向を示している。,
最後に、専決処分としての今年度一般会計補正予算に関する議案第67号が上程され、財源として国庫支出金を充てることが承認された。
市長の原田啓介氏は、会議の締めくくりにあたり、国際情勢の不安定化や円安による影響について言及し、今後も市政運営に取り組む意欲を表明した。議会は午前10時53分に閉会した。