令和元年第4回大和郡山市議会定例会が、12月5日に開催された。
議会では、令和元年度の教育行政に関する点検評価報告が行われ、上田健二氏が取り上げた小学校のトイレ全面改修事業については、快適な環境整備が進んでいることが強調された。この改修では、トイレを和式から洋式に変更し、便座を温熱式とするなどの新しい設備も導入されている。
また、上田氏は小中学校への空調設備整備の進捗状況も質問し、中学校は既に全校のエアコン設置が完了したと報告された。教育部長の八木謙治氏はこれに関して、さらなる整備が進められていると答えた。
次に、新庁舎建設特別委員会の中間報告が行われ、遊田直秋氏が進捗と今後の予定を説明した。新庁舎の工事は年明けから本格的に始まる予定で、令和4年3月完成を目指している。特に、地元への工事説明会が重要であり、周知徹底を図る考えを示した。
教育委員会委員の任命に関する同意案が審議され、上田清市長は新たに岩田淳尚氏と松山末子氏を提案。両者の豊富な経験が教育行政の発展に貢献すると期待されている。
また、本定例会では附属機関設置条例の改正案など13件、令和元年度一般会計補正予算案が提案された。この補正案は、様々な事業と職員給与費の増減についての内容が含まれており、特に人事院勧告に基づく給与の調整がポイントである。
今後、12月18日までの会期内に、討論や質疑を経てこれらの議案が審議されることになる。議会運営委員会の委員長である西川貴雄氏は、本定例会の会期について協力を要請し、出席議員全体の協力を得ることができたことを伝えた。