令和5年第2回大和郡山市議会定例会の開会が、6月22日に行われた。
上田清市長からは、今回の議会では同意案7件を含む条例改正議案など合計9件が提案されているとの報告があり、慎重な審議をお願いした。
特に注目されたのは、清浄会館再整備特別委員会の中間報告である。この報告の中で、冨野孝之委員長は、清浄会館が開館から約40年を経過し、老朽化が進行していることを強調した。
老朽化した火葬炉の故障が発生する中、現施設の建て替えが検討されている。
再整備に向けた事業の計画やスケジュールについては、周辺整備についての意見収集や、工事中の運営方針に関しても言及された。工事期間中は火葬炉は運営しつつ、斎場の機能が停止し、民間の斎場の利用が推奨される予定だ。
次に、農業委員会の委員任命について議論が行われ、7名の新しい委員が候補にあがっていた。上田市長は、各委員候補者の選考過程について説明し、全員の同意が得られた。
さらに、行政手続の特定個人番号の利用に関する条例改正も提案された。これは生活保護の医療扶助におけるマイナンバーカードの利用が背景にある。
また、こども家庭庁設置法に関連するする関係条例の整理や工場建設に伴う条例の廃止なども議題に上がった。各議案は、さらなる議論を経て次回の会議で投票にかけられる予定である。
最後に、令和5年度一般会計補正予算が提案され、合計で約9億円の歳出増が予定されている。主な内容は、ワクチン接種や地域住民への支援のための経費である。
今後の議会では、これらの提案の詳細な審議が行われる見込みだ。