令和元年8月29日、大和郡山市議会は第3回定例会を開催した。
本会期は、令和元年8月29日から9月17日までの20日間を予定している。
市長の上田清氏は招集の挨拶において、議案の内容を紹介し、市民の意見を反映した議会運営の重要性を強調した。
また、新庁舎建設特別委員会の中間報告も行われ、レイアウトや設備の詳細が述べられた。
委員長の遊田直秋氏は、発掘調査の進捗状況を報告し、特に江戸時代の遺構が見つからなかったことを伝えた。
質疑では、将来的な負担比率について議員らから意見が交わされた。尾口五三議員は、健全化判断比率改善の要因を尋ね、西尾卓哉総務部長が市債残高の減少と基金残高の増加が影響したと説明した。
また、決算に関する議題では、8年連続で黒字となったことが報告された。
市の健全な財政運営を維持し、各種施策への反映を期待する発言が相次いだ。
議案提出者である吉村副市長は、補正予算や新たな条例の整備について説明を行った。
特に、幼児教育・保育の無償化に伴う関連条例の廃止や改正に関する内容が重視された。
このほか、多数の質疑が予定され、今後の財政運営の透明性向上にも期待が寄せられた。
議会は、庁舎建設の進捗とその影響を注視し、市民生活への影響を踏まえた運営を遂行する意向を示した。