令和元年第2回大和郡山市議会定例会が開催され、重要な議案が審議された。
議題には、税条例の改正や介護保険事業の補正予算が含まれており、各委員長が報告を行った。
特に、福田浩実総務常任委員長は、議案第27号の大和郡山市税条例等の一部改正について説明し、児童扶養手当受給者に関する質疑が行われた。
また、議案第33号の令和元年度一般会計補正予算に関しても報告され、地域のコミュニティ事業に関する詳細が明らかになった。
意見書案については、上田健二議員が加齢性難聴者の補聴器購入への公的補助制度の創設を求める意見書を提案し、支援が必要な高齢者の実情について訴えた。
彼の説明によれば、日本の補聴器所有率は低く、医療としての補助が必要とされている。
この意見書は議会全体から賛同を受け、可決された。
また、尾口五三議員が再審法制の改正を求める意見書を提出し、冤罪の根絶と証拠の開示を訴えた。
彼の主張では、検察が証拠を隠すことが多く、再審の壁が高いことが問題とされている。
意見書案は全会一致で可決された。
さらに、徳野衆議員が75歳以上の医療費窓口負担の2割化について、厳しい生活状況の高齢者に対する影響を強調した。
こちらは賛成少数で否決となった。
この日は他にもたくさんの議案が提案され、盛りだくさんな議論がなされた。
市長は閉会の挨拶で、議員の貴重な意見に感謝し、今後の市政運営に活かすことを約束した。
定例会は、全ての案件が終了し、午前11時6分に閉会した。