令和3年7月15日、大和郡山市議会は定例会(第2回)を開催し、多くの議案を審議した。
会議では、まず議案第26号から議案第33号までの8議案について、各委員長から報告が行われ、質疑、討論、表決が行われた。特に議案第31号の土地取得に関する議論が白熱した。議員の中には、土地の取得は重要な史跡保護であるとの意見がある一方で、市民の税金を使うことへの懸念も示された。反対意見を述べた「尾口五三議員」は、コロナ禍で困窮している市民の生活を守るために、税金の使用について検討が必要だと強調した。
その一方で、賛成意見を表明した「関本真樹議員」は、この土地の取得が市の観光振興に重要な役割を果たすとの見解を示し、賛同を求めた。
続いて、議認第1号及び第2号の決算報告が行われ、いずれも承認された。
次に審議された意見書案第4号に関して、「徳野衆議員」は、LGBT差別の解消に向けて法整備を求める意見の説明を行い、差別禁止を文言に入れることが重要であると強調した。この発言に対して反対意見も出たが、多数の議員が賛成の立場を示し、最終的には意見書案は原案通り可決された。
また、意見書案第5号の消費税減税についても、今後の経済回復に向けた必要性が口にされ、こちらも原案どおり可決となった。
最後に市長の「上田清氏」が、議会における慎重な審議への感謝を述べ、今後の市政運営への取り組みを誓った。議会は、令和3年第2回の定例会を無事に閉会した。