令和4年12月13日に開かれた大和郡山市議会定例会では、一般質問が行われ、多岐にわたる重要な議題が取り上げられた。
まず、道路整備について、村田俊太郎議員が発言を行った。村田議員は、道路の穴ぼこの修繕状況について尋ね、「最近の状況をお聞かせください」と指示した。これに対して、東田完都市建設部長は「令和3年度の実績として、400本の簡易舗装を使用し、約300カ所を職員が補修した」と報告した。特に、学校や幼稚園周辺の道路整備についても要望が出され、重要性が再確認された。
次に、道路損傷通報アプリの利用状況について村田議員は質問。東田部長は「令和3年度に通報件数が63件、うち55件が処理された」と発表し、利用促進の必要性を強調した。
通学路の安全性に関して、村田議員からは通学路のグリーンベルトについての質問もあり、東田部長は「過去から今年度までに約3,600メートルの整備が完了した」と回答した。通学に関する安全対策の体制が進行中であることも明らかにされた。
重層的支援体制について、村田議員は国の動向と本市の取り組みを確認。これは、地域の様々な問題に対応することを目的としており、植田亮一福祉部長から詳細な説明がなされた。特に「地域共生社会の実現に向けた支援体制の整備が求められている」との強調も印象的であった。
発達障害支援に関する質問では、発達障害のある子供を持つ保護者への支援が求められた。徳田耕一すこやか健康づくり部長は、情報交流の場としてボランティアサークル「ぽぷらサークル」を紹介し、地域での支援の重要性が強調された。また、保健センターでの早期発見・早期支援の取組も報告されたが、特にもっと多くの常勤心理判定員の配置が求められる課題として明示された。
さらに、特別支援学級への入級手続きと近年の状況に関する質問があり、子供の状況に応じた柔軟な対応の必要性が議論された。
このように、議会では地域の安全や福祉、教育問題に対する具体的な提案がなされ、今後の施策に向けての意見交換が活発に行われている情景が目に浮かんだ。議員による発言や質問は、住民の声を反映し、持続可能な街づくりに向けての重要な一歩となる。