令和3年第1回大和郡山市議会定例会が開会され、様々な議案が審議される。
上田清市長は、招集の挨拶で多彩な議案の提出を報告した。議案には同意案のほか、一般会計予算の補正案や教育方針も含まれる。特に、議案第15号の令和3年度一般会計予算は370億5,000万円に達し、昨年度比で18.4%の増加が見込まれる。
また、新型コロナウイルスへの対応が首を絞める中、施政方針には特に感染症対策が強調され、早急な対応が求められる。市長は、ワクチン接種の実施に向けた体制の整備や新型コロナウイルスの検査体制の強化も発表した。
新庁舎建設特別委員会の遊田直秋委員長が進捗状況について報告。掘削工事は完了し、今後はコンクリート基礎工事に入る予定だ。行うことで、建設進行が着実に進んでいることが伝えられた。
さらに、人権擁護委員の推薦が一括で通過し、初の女性委員が選任されたことも特筆すべき成果だ。この報告を受けた後、市民の不安解消へ向けた施策も活発に審議された。
議案には、地域密着型サービスの事業基準改正および消防団勤務の新たな規定を含む条例改正が並ぶ。市議会は、これらの議案の重要性を認識し、迅速な審議を進める意向を示した。
教育方針についても、今年度の推進方針が提示された。特に、新型コロナ対策に、IT環境の整備や特殊支援の充実が挙げられ、ICT支援員が増員されることにより、学びの環境が拡充される見込みだ。
この議会が市にとって重要な節目となることが期待されており、今後の市政運営に注目が集まる。