令和2年第1回大和郡山市議会定例会が開催された。
議題は市長の施政方針及び教育行政方針についての質疑が中心となり、議員たちが市長に様々な質問を行った。
丸谷利一議員は、人口減少問題に対する対応を質し、上田市長は、この課題を重要視していることを述べた。具体的には、シティプロモーション事業を継続し、教育や福祉の充実を図る考えを示した。特に、子育て環境の整備が人口増加につながるとし、認定こども園の整備や学童保育所の増設、地域での高齢者支援事業などの取り組みが進められていると強調した。
丸谷議員は、シティプロモーションだけでは十分な効果が期待できないのではないかと疑問を呈した。上田市長は、行政としての施策を総合的に実施する必要があるとの見解を示した。事業の具体的な成果を上げるためには、他の成功事例を参考にすることが不可欠だと述べた。
尾口五三議員もシティプロモーション事業について言及し、発信だけでは移住や定住につながりにくいとの意見を述べた。市長は、ホームページリニューアルや移住・定住フェアへの参加を通じて、郡山市の魅力を広く伝え、具体的な希望者のニーズに応える方策を展開する考えを示した。
村田俊太郎議員は、教育施策における保育士の確保問題を取り上げ、上田市長は、保育士募集の施策を強化し、地域社会全体で支援する必要性を訴えた。さらに、出産前後の支援策の充実や新たな医療環境整備も行う考えが示された。