令和3年第3回大和郡山市議会定例会が開催され、重要な議案が審議された。
会議では、令和3年度一般会計補正予算案や令和2年度の決算についての提案が行われた。
特に、令和2年度の決算が10年連続で黒字となったことが強調され、今後の財政運営が注目される。
市長の上田清氏は、議長の東川勇夫氏に招集の挨拶を行い、議案の審議を促した。上田市長は、令和3年度の補正予算案において、歳入歳出それぞれ3億305万1,000円の増額を予定し、総額を379億853万3,000円とする見込みであると報告した。
また、令和2年度の決算報告では、歳入総額が440億9,248万3,000円、歳出総額は436億4,341万2,000円であり、翌年度に繰り越すべき財源を差し引くと、4億7万6,000円の黒字決算となったことが報告された。この背景には、地方消費税交付金や国庫支出金の増加があった。
議長の東川勇夫氏は、決算審査に関し慎重な審議を呼びかけた。令和2年度の決算では、市民生活に直結するコロナ対策としての経費も計上されており、その実行に向けての意気込みが示された。
さらに、固定資産評価審査委員会委員の選任について質疑が行われ、廣野隆信氏が適任と認められ、議会の同意を得て決定した。市長の上田清氏は、廣野氏が幅広い行政経験を持つことを強調し、適切な選任であると述べた。
また、次回の委員会日程及び質疑スケジュールも発表され、継続的な議論が約束された。議会は今後も効率的かつ透明性のある財政運営を目指し、さらなる努力が期待されている。