令和5年5月16日に開催された大和郡山市議会臨時会では、複数の重要な議題が審議された。
主な焦点は、清浄会館の再整備に関する特別委員会の設置動議である。これは老朽化が進む清浄会館の再整備を進めるためのもので、委員会の構成には9名の議員が選任された。総務常任委員会の委員長に選ばれた林 浩史氏は、「微力ではありますが、市政発展のためにしっかり業務を遂行する」と発言し、支持を呼びかけた。
また、この臨時会では大和郡山市税条例の一部改正も提案された。副市長の中尾 誠人氏は、改正の内容として、個人市民税における特例の延長や固定資産税の新たな減額措置について詳述した。これにより、特に大規模修繕工事を行ったマンションに関しては、固定資産税の減額が適用される。さらに、軽自動車税に関する特例も延長されることとなった。
その後、令和5年度の一般会計補正予算(第2号)の策定についても議論された。この補正予算は、物価高騰の影響を受ける低所得子育て世帯を支援するために使用される。具体的には、対象世帯に対して5万円の生活支援特別給付金が支給される。中尾副市長は、この施策が家計の負担緩和に繋がることを強調し、理解と支持を求めた。
全体として、今回の臨時会では議会の新たな構成が確認され、今後の市政に向けた重要な議題が処理された。上田 清市長は、議員に健康を留意し、さらなる市政への協力を願う意向を示し、閉会の挨拶を行った。議会運営委員会による継続調査の申し出も行われ、今後の動向が注目される。