令和2年第1回大和郡山市議会定例会が開会した。
市長の上田清氏は、年度末を迎える議員の出席に対し感謝の意を表した。
また、予算案として一般会計など9件の議案が提出されていることを強調した。
議事の中心は、令和2年度の施政方針だ。上田市長は、その中で、特に新庁舎建設について説明した。
新庁舎は、2024年度に供用開始を目指し、現在着工している。
工事過程や周辺対策が進められており、情報共有が図られているとして、地域住民の理解を求めた。
さらに、印鑑条例の一部改正についても触れた。これは、成年被後見人等の権利制限を適正化するために行うもので、法律の整備に基づいている。より確実な自治体運営のため、早期の実施が求められている。
一般会計予算の内容も重要なアジェンダである。2022年度の予算は312億8,000万円とされ、前年対比で8.3%の減少が見込まれている。この減少は、大規模事業の完了による投資的経費の減少によるものだ。
市長は、今後の市民生活向上のため、施策を着実に推進する意気込みを示した。
この日の議会では、新庁舎建設特別委員会の中間報告もあった。遊田直秋委員長は、工事説明会の実施や進捗状況を説明し、工事中の騒音対策を進めることを報告した。また、消火設備や空調設備の設置に関する説明も行われた。
これらの議案については、議員からの質疑が行わないことが決定され、審議は順調に進展した。上田市長の施政方針に基づく方針が明確化されつつある現状だ。次会期は3月4日で、さらなる議論が続けられる見通しだ。