令和元年12月18日、大和郡山市議会は第4回定例会を開催し、重要な議題が多く取り上げられた。
まず、議会運営委員会委員長の西川貴雄氏が選挙第3号に関連し、選挙管理委員及び同補充員の選挙方法について報告した。全議員の支持を得て、選挙方法は指名推選とされ、服部代司朗氏ら4名が選挙管理委員に当選した。
その後、議案第42号から第55号にかけての14議案について各委員長から審査結果が報告され、質疑と討論が行われた。特に注目を集めたのが、議案第49号の下水道条例改正に関する質疑であった。構成議員の一部からは、値上げによる市民生活への影響を懸念する声が上がり、「生活が厳しい中、追加の負担は大きい」との意見が出た。
一方、選挙管理委員会における実効性のある運営が求められる中、特に老朽化した下水道管の維持管理が重要視されている。この議案は賛成多数で可決され、さらなるインフラ整備が必要であるとの共通認識が示された。
続いて、意見書案第13号「女子差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書」が討論され、女性差別撤廃に向けた国の取り組みを強く促す内容に議員らが賛同した。特に、最近の国際的な女性の地位向上の必要性に言及し、全会一致で可決された。
また、教育福祉常任委員会の西村千鶴子氏が提出した意見書案第14号についても質疑が行われ、少人数学級の推進や教職員定数の改善の重要性が論じられた。この意見書案も賛成多数で可決される結果となった。
対する意見書案第15号「桜を見る会」の徹底究明を求める意見書は、反対意見の多数により否決される一幕もあり、与野党の意見が割れた。
最後にあおり運転に関する意見書案第16号が提出され厳罰化の必要性が指摘された。特に、近年のあおり運転による危険な事件が続発している中での可決は、市民が安全に暮らせる環境を維持するためにも大変重要である。
こうして、令和元年第4回大和郡山市議会定例会は、重要な諸議案を可決しまた見直しに応じた意見書を採択し、円滑な議会運営を実施したことが確認され、閉会に至った。