近年、熱中症やごみ処理の問題が重要視されています。令和元年6月定例会での一般質問で、村田俊太郎議員はこれらの課題について提起しました。特に、熱中症の危険が増している中での対策が求められていると言います。
村田議員は、まず熱中症について過去3年間の緊急搬送の推移を尋ねました。この質問に対し、八木教育部長は、平成30年度には127人の緊急搬送があったと報告しました。特に、今年は猛暑が予想され、高齢者の健康管理に万全を期す必要があると述べました。
次に、村田議員はごみ出しの取り組みについても質問を続けました。本市では、高齢者層や独居世帯の増加に伴い、どうごみ出しを支援するかが大きな課題となっています。中尾産業振興部長は、にこやか収集として高齢者世帯のごみを収集する取り組みが行われていると答え、現在209世帯が登録していることを明らかにしました。今後も高齢者や障害者が無理なく生活できる環境整備が求められます。
また、認定こども園の検討には、さまざまなニーズを把握するための調査が行われています。すでに市では、幼稚園と保育園を統合する計画が進行しており、地域の期待も高まっています。
さらに、保育士の処遇改善も議論され、現場職員の賃金が他の自治体に比べて低い現状が指摘されました。市としても、保育士の確保に向けてさまざまな努力を続ける必要があります。
ウィークポイントは、国民健康保険の現状にあります。結果として国庫負担が減少する中で、市民の負担が増加しており、保険料の高騰が問題視されています。特に、低所得層への負担軽減策についても積極的な施策が求められています。
対策として、教育委員会では交通安全マニュアルの整備が進められています。金銅議員は道路管理者との連携を強調し、危険箇所の把握と安全施設の設置を呼びかけました。現状では、通学路における安全対策が重要であり、地域と一体となった取り組みが期待されています。
下水道整備も課題の一つです。総務部長の報告によると、令和元年度も黒字で、今後は米の流れを見ながら整備計画を進める考えが示されました。市民サービス向上のための情報発信や窓口体制の強化も進められています。