令和3年第1回大和郡山市議会定例会は、今月18日に開催され、一般質問が行われた。特に、15番の冨野孝之議員が提起したSDGs(持続可能な開発目標)についての発言が注目を集めた。
冨野議員は、奈良県のSDGs認知度が55%と一定の評価を受けている一方で、施策認知度は29.7%と低迷している現状を指摘した。地域住民へのSDGsの啓蒙が必要であると述べ、「市として、8番から12番の持続可能な社会づくりに関する施策を具体的にどのように進めているのか」と問いかけた。
八木総務部長は、大和郡山市の第4次総合計画においてSDGsの理念を取り入れていると説明した。また、経済成長と雇用促進策として、工場設置奨励金や雇用促進奨励金を交付していることを紹介した。さらに、年間13回「児童相談所」への通報があり、適切な支援が行き渡るよう工夫してきたとの発言を行った。
次に、冨野議員は環境系の目標達成についても発言し、「市としてどのような具体的な環境対策を取っているのか」と問うた。冨野議員は、具体的な市民の活動も必要だと訴え、「市民の意識を変え、持続的な環境作りに貢献したい」と強調した。