令和2年12月14日の大和郡山市議会定例会では、様々な市政運営に関する議題が取り上げられた。特に、市長の上田清氏が市政運営について語った内容が注目された。上田市長は、今までの市政についてスピード感を持って取り組んできたと強調し、特に若い世代の子育て支援についての施策が重要であるとの認識を示した。赤字からの脱却を目指した集中改革プラン「リメイク大和郡山プロジェクト」は、3年間で約77億円の財政効果を上げたと報告され、市長の任期も残り半年となる中、さらなる改革や施策の実施に強い意欲を見せた。
また、コロナウイルスの影響に伴う対策についても言及された。市内の多くの教育施設がウイズコロナに対応し、授業のオンライン化や感染防止対策を進めていることが説明された。特に、感染者が発生した場合の対応についても、保健所との連携による迅速な検査体制が重要視されている。市長は、感染リスクを軽減するための施策を継続的に評価し、必要に応じて見直す方針を示した。
さらに、地域の道路に関する維持管理についても議論が交わされた。道路の適正維持が市民生活に与える影響の重要性が強調され、年次予算に加えて中期、長期計画の必要性についても言及があった。市民の視点に立った施策を打ち出すことで、道路の維持・管理をさらに向上させる努力が求められている。