令和二年四月二十二日、天理市議会は臨時会を開催した。
この会議では、議会議長の辞職と新たな議長選挙が主要な議題として取り扱われた。
大橋基之議長が辞職を申し出、承認された。新議長として再選を果たした大橋基之議長は、コロナウイルスへの対応継続を表明した。また、内田智之氏が副議長に選出され、議長とともに議会運営へと復帰する。
壇上に立った大橋議長は、「市民の命を守るために、議会は全力で取り組む」と強調した。彼は、現状のコロナ禍において、議会が市民と連携し、しっかりとした対策を行う重要性を訴えた。
また、本会議では監査委員の選任についても同意を求められ、加藤嘉久次氏が新たに選任された。そして、複数の議案が提出され、いずれも原案通りに承認を得た。特に、令和二年度天理市一般会計補正予算案には、大きな金額の追加が行われ、新型コロナウイルス感染症対策が大きな位置を占めた。
市長の並河健氏は、「すべての職員が一体となり、市民の健康を守るため最善を尽くす」と述べた。さらに給与の一部削減に関する条例案も議決され、職員への配慮が示された。
最終的に、全ての議題はスムーズに決議され、臨時会は閉会した。議会は今後も新型コロナウイルスの状況と、地域住民への影響に配慮した運営が求められている。