令和四年三月十四日、天理市議会において、仲西敏議員が一般質問を行った。
まず、学校を取り巻く状況についての質問があり、急激な少子化や高齢化、生産年齢人口の減少に伴って地域学校が直面する現状を指摘した。特に、児童虐待や保護者の孤立化など、家庭環境が大きく変化していることに懸念を示した。教育長の伊勢和彦氏は、学校と地域の連携を強化する必要性を強調し、具体的な取り組みとして、地域の人々との協力を通じた教育活動を増やす方針を述べた。
次に、コミュニティ・スクールについての質問では、教育長が「地域と学校がひとつに協力し、子どもたちの成長を支えている」と述べた。また、校長のリーダーシップや地域住民との絆を深める必要性についても触れた。特に、地域活動を通じて子どもたちの教育に対する貢献が求められるとした。
その後、驚くべき発言があった。ウクライナを巡る国際情勢にも触れ、「ウクライナへの武力行使の即時停止が求められる」とした。教育長も国際情勢の難しさを認めつつ、教育への影響を心配した。
教育制度の刷新や、コミュニティ・スクールの意義については、教育長が引き続き知恵を絞って取り組む姿勢を示した。特に、御母さんたちの育児支援に関しても、個別の家庭に応じたサポートが提唱された。