令和3年第4回香芝市議会定例会は、2021年6月22日に本市役所で開催された。
議会では多くの議案が審議され、その中でも特に注目されたのが「香芝市議会倫理調査特別委員会の設置について」である。
この委員会設置について下村 佳史議員が提案し、香芝市長の行為規範に関する倫理的問題を調査することが目的とされている。
下村議員は、「市民の皆様に説明責任を果たさない行為は不条理である」と強調した。
対照的に、反対意見も出た。
筒井 寛議員は「この委員会が個人の思想や信条等の自由を侵害することになるのではないか」と述べた。
中井 政友議員も、倫理調査を出所不明のビラに基づいて行うことへの懸念を示した。
このように意見が二分する中、採決が行われ、発議第8号は賛成多数で可決された。
下村議員は、倫理的に問題があれば調査を進める必要があると述べる。
反対派は、プライバシーの侵害や憲法違反の懸念を示し、さらに議会の役割について疑問を投げかけた。
また、補正予算に関連する議案も多く可決された。
香芝市が新型コロナウイルス対策に関する中間報告を行い、市民の安全及び感染症対策についての取り組みを継続する姿勢を示した。
今回の定例会では、福祉部長が生活困窮者自立支援金の支給についても説明した。
支給対象者に対して、限られた時間内での周知が行われる計画があると述べた。
経済活動の再開を進める中、香芝市の行政は持続可能な施策に向けた意識を高めている。
今後も市民の期待に応えられるよう取り組みを進めていく必要があると考えられる。