令和5年9月15日、王寺町議会の第3回定例会が開催された。議会は議第42号から第51号までの決算及び予算に関する議案を審議した。
本議会では、令和4年度の一般会計歳入歳出決算の認定が重要な議題の一つとして扱われた。松岡議員(決算特別委員長)は報告の中で、歳入は117億2,924万1,757円、歳出は112億2,639万6,273円となり、実質収支は約4億8,663万5,484円であったと説明した。その結果、決算は賛成多数で認定が決定され、地元財政の健全性が確認されることとなった。
次に、国民健康保険特別会計に関する議第43号も審議された。この案件について小山議員は、「高い保険税の引き下げと資格証明書の発行停止を求める」と反対討論を行った。一方で、大久保議員は賛成意見を述べ、運営の適正さや保険事業の適正化について評価した。最終的に賛成多数で原案が認定された。
さらに、令和5年度一般会計補正予算(第4号)についても議論が及び、松岡議員は新型コロナウイルス対応などの施策が記載されていることを説明し、全会一致で可決される結果となった。議会は、一般会計や特別会計の透明性を維持し、今後の適切な予算執行を通じて住民の福祉を向上することに努めるという姿勢を示した。
この後、議会では王寺町中央公民館解体工事の請負契約、法定協議会関連事項、健康保険証問題に関する意見書提出など、多岐にわたる議題が報告された。そして、これらの重要な決議が次々と進められ、議会の信頼性と透明性を高める努力が続いている。