令和6年王寺町議会第2回定例会が行われた。本日は、本会議の最終日である。主要な議題として、一般会計補正予算や教育関連の意見書の提出がある。
まず、補正予算に関する報告が行われ、議第40号の令和6年度王寺町一般会計補正予算(第1号)について、歳入歳出の総額に1億5,527万9千円を追加し、総額を124億2,527万9千円とする内容が全会一致で可決された。
続いて、学校給食費の無償化を求める意見書について、桝田佳宏議員が提案した。意見書は、学校給食が食育の重要な役割を果たしていることを強調し、経済的負担が大きい家庭への支援を訴えた。特に、昨今の物価上昇が影響しているため、無償化を求める声が高まっていると述べた。
さらに、旧王寺小学校及び旧王寺北小学校の解体除却工事契約が提案された。平岡副町長は、契約において競争入札が行われ、株式会社ハンシン建設奈良営業所が落札したことを説明。契約金額は5億4,923万円で、工期は令和7年12月までとされている。解体に先立ち地元住民への説明会も計画されている。
また、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についても触れられた。議場には全12票が集まり、投票結果が報告された。有効票は全てで、青木義勝議員と坂本博道議員がそれぞれ6票を獲得した。
最後に、議会改革特別委員会や常任委員会の閉会中調査についても話し合われ、議員の派遣に関する件も無事に承認された。平井町長は、定例会に関与した議員にお礼を述べつつ、王寺町の発展に期待を寄せた。定例会は無事に閉会した。