令和3年第1回香芝市議会定例会が3月10日に開かれ、さまざまな議案が慎重に審議された。
主な議題には、香芝市情報公開条例の改正や、行政組織条例の見直しなどが含まれた。これに対し、総務企画委員会の北川重信委員長が報告を行い、原案が全会一致で可決された。
また、福祉教育委員会からも重要な議案が提出された。特定教育・保育施設に関する利用者負担の条例が含まれ、こちらも原案通り可決された。
年間予算案である令和3年度香芝市一般会計予算も審議され、同様に全会一致での可決となった。市民環境部長の南浦幸次氏は、予算の使途や重点施策について説明し、議員からの理解を得ることに努めた。
開会の挨拶では、市長の福岡憲宏氏が「新型コロナウイルス感染症に対する対策を一層強化し、市民サービス向上に向けた施策を進める」と述べた。
会議の途中では、議員の退任報告があり、長年市議会に貢献した鈴木篤志議員や森井常夫議員がそれぞれ挨拶を行った。彼らは市民に対して感謝の意を表し、今後も一市民として香芝市の発展を見守ると話した。
最後に、すべての議案が無事に可決された後、市長の福岡憲宏氏が閉会の挨拶を行い、「新しい市政運営に向けて努力していく」との思いを伝えた。今後の市政の展開に期待が寄せられる。