令和6年第1回香芝市議会臨時会が1月24日に開催された。
議会では、教育部長の澤和七氏が、幼稚園での作業中に起こった事故に関する損害賠償の専決処分を報告した。この事故は学校施設の維持管理に起因し、地方自治法に基づき発生した。報告を受けた議員からは、事故の詳細についての質問が多く寄せられた。
特に、議員の眞鍋亜樹氏は作業中の安全対策に関する疑問を呈し、事故の発生原因や改善策について具体的な意見を求めた。澤部長は事前に作業計画書が提出されていたことを示し、作業の安全対策を強調した。
また、今回の議会では、物価高騰を受けた住民支援のための補正予算が提案された。副市長の堀本武史氏は、住民税非課税世帯への給付金を増額する必要性を述べ、予算の可決を求めた。これに対し、議員の筒井寛氏からは、迅速な給付を求める意見が相次ぎ、実施スケジュールについても確認が行われた。
さらに、訴えの提起に関する議案も審議された。この議案は、奈良地方裁判所からの判決を受け、人物に関わる懲罰に対して控訴するためのものである。市長の福岡憲宏氏は、議会における判断を尊重し、慎重に進めていく考えを示した。
最後に、議会は、報告案件や議案について討議し、すべての案件が可決される形で終了した。議長は、議員の尽力を感謝し、今後とも市の発展に向けた協力を訴えた。