令和4年第3回香芝市議会定例会が6月6日に開催され、議長の川田裕氏が開会を宣言した。
出席議員、理事者、傍聴者に対して、議会運営のスムーズな進行への協力を求めて議長は発言した。特に、新型コロナウイルス感染症対策としてマスク着用を求め、発言時にはマイクを使うようにと指示した。
本会議の中では、前回の議会で継続審査を行っていた複数の報告や議案が取り上げられた。特に注目されたのは、令和3年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告で、これには議会からの質疑があり、来年度に繰越する理由として、国の補正予算に伴う遅れなどが指摘された。
さらに、市長の福岡憲宏氏は、今回の議会には16件の提案が含まれていることを説明した。その中には、香芝市コミュニティバスの運行に関する条例の一部改正や、令和4年度の一般会計補正予算に関する議案が含まれる。この補正は、主に生活支援政策や地域振興策に用いられる予定だ。
また、議員から市の公共施設における受動喫煙対策に関心が寄せられた。特に、禁煙が進む中での喫煙所設置についての質疑が目立ち、喫煙所の新設に関与する協議会の設置を求める決議(案)も提案され、喫煙に関する市民の意見を広く聴取する必要性が示された。
この議会では、議員から多くの質問が飛び交う中、公共サービスの改善や市民支援の観点から議論が行われ、今後の市政運営に影響を与える重要な議案が多く含まれている。特に子育て世帯への支援策や、高齢者・障害者向けの福祉施策などが注目され、議員たちは市民の声に耳を傾ける重要性を強調した。
最終的に、街路整備や公共交通の改善、生活支援金の支給を含む施策に対する質疑も多く、今後さらに市民のニーズを踏まえた政策展開が期待される。