香芝市での最近の管理職や若手職員の急な退職が相次いでいる中、明らかにされた情報によれば、今年度において退職した職員は計4名であった。退職理由は一身上の都合に加え、身体的な理由や新たな道を模索している状況である。
一方で、過去5年間における若手職員の退職も散見され、その背景には他職種への移動を希望するケースが目立つ。このような若手層の早期退職は、市の人材育成や職務の安定性に影響を及ぼす懸念がある。職員の数が不足することによる業務の負担増加も考慮されるため、この問題の解決が急務である。
職員のハラスメントについては、現時点で直接的なハラスメントが退職の原因となった例は確認されていない。しかし、職場環境の改善に向けた取り組みは常に重要視されており、以前よりも柔軟な職場環境を目指している。退職希望者に対しては丁寧な聞き取り調査を行い、その意向を尊重しつつ、可能な限り慰留に努める姿勢が示されている。
また、時間外勤務に関する調査によると、特に社会福祉課や生活安全課などでの残業時間が突出していることが分かった。これに対処するため、業務の効率化や改善、部内での均等配分が希求されているが、長期的には職員数の見直しも含めた対策が求められる。当市として、これらの課題において、組織の規模や人事異動のやり方を見直すことが求められる。
さらに、香芝市総合体育館の大規模改修工事は来年度中に完工予定で、様々な設備の改良が進められている。新しい体育館では、耐震工事やエアコン設置、バリアフリー化などが完了し、改修後にはスポーツ競技以外にもさまざまなイベントの開催が期待される。在籍年数の問題を抱えつつも、職場環境の改善が進み、より良いサービスが市民に提供されることが望まれている。