令和3年第1回香芝市議会定例会では、重要な課題であるJR香芝駅のバリアフリー化や新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況が議題として取り上げられた。
まず、香芝駅のバリアフリー化については、福岡憲宏市長が過去の経緯を振り返り、多くの議員の協力があって実現に至ったと述べた。工事の詳細について、奥田芳久都市創造部長は、国から約1億5,200万円の補助金を受け、国、県、市、JRでの負担割合が示された。このプロジェクトにより、エレベーター、視覚障害者用誘導ブロック、さらに公衆トイレの設置が計画されているが、具体的な進行状況についての詳細は依然として協議中である。
次に、新型コロナウイルスワクチン接種についての議論では、福祉健康部の滝村豊部長が医師会との密接な連携を強調し、集団接種と個別接種の方法を明示した。高齢者向けに配分されたワクチンは初回400人分であり、まずは高齢者施設における接種が優先される。細かいスケジュールや接種可能人数についても議論され、市民への周知が迅速に行われることが求められている。
また、教育部の澤和七次長は、児童発達支援サービスの支給決定者数が増加している状況を報告した。加えて、発達相談の件数は年々増加しており、それに対応するための専門家による支援体制が整えられてきた。特に、地域での連携強化が図られていることが強調された。
議会では今後も、ワクチン接種やバリアフリーへの取り組みを通じて、市民の生活向上や安心安全な環境を整備することが一層求められる。