令和元年第5回香芝市議会定例会が9月19日に開催された。
主要な議題として、市長の吉田弘明氏はモナミホールの方針に関して発言した。
同氏は、ホールに関して検討中の3つの方向性を示した。一つ目は、解体後に他の施設と共同で利用すること。二つ目は、改修を行い長寿命化を図ること。三つ目は近隣市町と連携し新たに建設すること。吉田市長は、メディアでの誤解について謝罪し、「私の発言が誤解を生じさせたことをお詫び申し上げる」と述べた。
続いて、議会運営に関する報告があり、議運委員長の細井宏純氏が報告を行った。
細井氏は、「本日の日程に従い、複数の議案の審議をお願いする」と強調。多くの議案がスムーズに可決され、本市の業務執行に対する信任が示された。
さらに、福祉教育関連の議案が報告され、小西高吉福祉教育委員長が発表。ここで扱われた議案の全てが可決され、特定教育・保育施設の利用者負担に関する条例も含まれていた。この可決は市の子育て支援の一環であり、今後の施策に影響を与えるとみられている。
建設水道関連の議案もあり、芦高清友建設水道委員長が報告。地域の水道事業の給水条例改正などが全て可決された。また、年度決算の認定も重要なテーマとして取り上げられ、北川重信氏が決算特別委員会から報告を行った。予算の運用状況が認定され、今後の財政運営に弾みがつくことが期待されている。
最後に、天皇陛下御即位を祝す決議第1号が提案された。議会の中で意見が分かれたものの、最終的に賛成多数で可決された。
賛成意見は、議会が市民意識を共有するという踏み込んだ形で、天皇陛下の即位を祝う行為は市民にとって重要であり、議会の名の下にその意味が強調されることが大切だと述べられた。
これに対し、反対意見も存在し、個人の心情を議会として決議する必要性について疑問が呈された。最終的には、香芝市議会としての意思を示す場として必要とされることが確認された。議会は市民生活に深く関与する機関として、今後とも積極的な発言と議論が求められる。